So, what I love,
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Feb-16-2004

# なんか前回の雑記から2年以上経っている気がしますが….(w

昨今あんまり新しい音楽を聴かなくなっちゃいまして.メタリカの新譜が出たのは去年でしたっけ.一応買いましたけど3〜4回聞いてそれっきり.四つ目インテグラに乗っていた頃にはCDかけながらドライブというパターンが結構多くて多少興味のあるCDを買ってはいたのですが,現行インテグラType-Rになってからはそれも無くなり…(だってエンジン音が聞こえないと走りにくいんだもんこの車).とゆーかドライブ自体あんまりしてないし.のんびり音楽を聴くゆとりが無い今の生活パターンが一番の原因でしょうか.

で,どうしてもストレスが溜まったときに聴くのがこのFrank ZappaのHot Rats.1969年発表の古いアルバムで,私が初めて聴いたのは1986年頃かなぁ.もちろん当時はCDではなくレコード,しかも買ったのではなくてレンタルレコードというやつのお世話になった記憶があります.最初は「へぇ,なかなかイイネ」ってな感じだったのですが,それからかれこれ十数年経ってもちっとも飽きない上に,いまだに聴くたびに新しい発見があるとゆー…私にとっては恐ろしいアルバムです.

たとえばこれは最近の話なのですが….
普通は1曲目「Peaches en Regalia」から最後の「It must be a Camel」まで通して聴くんですけど,たまに一番のお気に入り曲である「Peaches en Regalia」だけを何度も繰り返して聴いてみることがあるんですよ.まぁこんなことが出来るのもレコードからCDやmp3といったディジタル技術に移行したおかげなのですが,どうも繰り返して聴いているとなにか変….曲がフェードアウトして終了し,また先頭から始まるそのときに,微妙にテンポが遅いんです.ライブならともかくディジタル音源が再生されるたびにテンポが遅くなるわけはありませんから,曲の途中で微妙にテンポが速くなっているわけですよね.ザッパ師匠とはいえ人間の演奏ですから若干ハシっているのかなぁなんて思っていたのですが,逆にZappa師匠ならではの巧妙なテンポマジックがあるのかも….

で,気になってしょうがないので,簡単にではありますが,調べてみました.OS/2のRexxで以下のスクリプトを書き,曲にあわせてひたすらリターンキーを叩いて一拍の平均時間を一曲分ログに記録してみたんです.
/* */

signal on halt name endproc
logfile = 'logfile.txt'
count = 0
average.0 = 8
do i = 1 to average.0
average.i = 0
end

do forever
rc = linein()
if count = 0 then do
elapse = time('R')
count = 1
end
else do
last = elapse
elapse = time('E')
i = average.0
do while i > 1
j = i - 1
average.i = average.j
i = j
end
average.1 = elapse - last
avg = 0
do i = 1 to count
avg = avg + average.i
end
avg = avg / count
outstring = 'lap=' || elapse ' avg=' || avg
rc = lineout(, outstring)
rc = lineout(logfile, outstring)
if count < average.0 then count = count + 1
end
end

endproc:
return 0



そしたら,ばっちり判明しました.曲が始まって2分ちょうどあたりのスタッカート気味なホーンパートを境に,それまで一拍0.6秒だったのが以降は0.57秒になってます.ハシるモタるの話じゃないですね.狙いすましたようなタイミングでの5%のテンポアップ.してやられました.判明してしまえば確かに聴いていても分かります.いやぁ,さすがZappa師匠だなぁ.奥が深いなぁ.まだまだ他にも隠された謎があるんじゃないのかと,またZappaばっかり聴く毎日になりそうです.

ちなみにこの「Peaches en Regalia」,日本語に訳すと「桃の王冠」という曲は私のいちばん好きな曲であると同時に,Zappaの曲の中でもっとも一般ウケするだろう曲ということをよく耳にします.ええ,まさに絶品.小気味いいテンポ,気さくなメロディ,見事なハーモニー.楽器が入れ代わり立ち代わり主役を交代しつつも曲としてきっちりまとまっていて.よくわからない喩ではありますが「楽器達の学芸会」といった印象.そういえば以前ここのページを読んで,私は精神的に彼のような辛い思いをしたことはありませんが

>「生きてるっていいなあ、音楽っていいなあ...。」

という言葉には激しく頷きました.ホント,この曲を聴いていると「ああ,音楽っていいなぁ」って思います.

遺言:
私が死んだら棺桶にはこのHot Ratsを一枚だけ入れといてくださいな.


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